5. 個人事業主のアカウント開設はどちらを選ぶべき?
フリーランスや個人事業主の方は、「個人アカウント」と「法人・団体アカウント」のどちらでもDIPS2.0に登録可能です。ご自身の事業形態や運用の方向性に合わせて選択してください。
「個人登録」と「法人登録」の対比一覧
| 個人登録 | 法人・団体登録 |
|---|---|
| 【登録名義】 屋号は反映されず、個人名義での申請・登録となります。 | 【登録名義】 屋号や事業者名義・団体名での管理が可能となります。 |
| 【手続きと準備】 本人確認書類(マイナンバーカード等)があればすぐに開設可能です。 | 【手続きと準備】 事前にgBizID(プライムまたはメンバー)の取得が必要です。 |
| 【業務上のメリット】 手続き自体がシンプルで、個人の資格や機体として一元管理できます。 | 【業務上のメリット】 複数社員での機体管理や、将来的な業務引き継ぎ・申請管理が容易になります。 |
| 【推奨されるケース】 主にプライベートや個人名義での受託撮影・単発業務がメインの方。 | 【推奨されるケース】 継続的な事業運用、法人組織への拡大、企業間取引での明確な名義が必要な方。 |
ドローンをビジネスの軸として本格運用する場合や、継続的な飛行許可承認申請が見込まれる場合は、事業管理の観点から「法人・団体」でのアカウント開設を検討することをお勧めします。
6. アカウント開設後のログイン手順と注意点
アカウント開設が完了したら、発行されたIDと設定したパスワードを使用してDIPS2.0へログインします。実際の運用にあたっては、以下の2点に十分注意してください。
ログイン時の実務注意点
- 自動ログイン機能はありません DIPS2.0にはブラウザのセッションを永続保持する自動ログイン機能がありません。ログインのたびにIDとパスワードの入力が求められます。パスワードの不一致によるアカウントロック等を防ぐため、パスワード管理ツールや安全な記録方法で厳重に管理してください。
⚠️ 最も多い勘違い:gBizIDとDIPS2.0ログイン情報の混同
DIPS2.0のログイン画面で入力するのは、**「DIPS2.0で発行されたログインID・パスワード」**です。
gBizIDはあくまで機体登録時等の「本人確認(認証)」を行うための手段であり、DIPS2.0のログイン画面にgBizIDのID・パスワードを入力してもエラーとなりアクセスできません。 双方の認証情報を混同しないよう明確に区別して管理してください。
7. DIPS2.0アカウント開設に関するよくある質問(FAQ)
Q1: アカウント開設にマイナンバーカードは必須ですか?
A: アカウント開設手続き自体には必須ではありません。ただし、その後の「機体登録」において、マイナンバーカード(個人)やgBizID(法人)を利用したオンライン本人確認(eKYC)を行うことで、郵送の手間を省き即座に手続きを完了させることができます。特別な理由がない限り、準備しておくことをお勧めします。
Q2: 100g以上のドローンはすべて登録が必要ですか?
A: はい。航空法により、重量100g以上の無人航空機は一部の例外(屋外で飛行させない等)を除き、国への機体登録が法的に義務付けられています。 実務上の正しい手続き手順は、**「① DIPS2.0アカウント開設 ➔ ② 機体登録・手数料納付 ➔ ③ リモートID設定 ➔ ④ 飛行許可・承認申請(特定飛行の場合) ➔ ⑤ 飛行計画通報」**という流れになります。機体登録を行って登録記号を取得しなければ、飛行許可申請に進むことはできません。
8. まとめ
DIPS2.0のアカウント開設は、ドローンを法令遵守(コンプライアンス)のもとで安全かつスムーズに運用するための最も重要な第一歩です。
- 個人で登録する場合: 5つの基本情報を確認し、マイナンバーカードや運転免許証によるオンライン本人確認(eKYC)を活用してスピーディーに開設を進めましょう。
- 法人・団体で登録する場合: 13桁の「法人番号」を正しく把握し、発行に1〜2週間かかる「gBizID」を事前に取得した上で手続きに臨むことが遅延を防ぐ鍵となります。
事前の準備と実務上の注意点をしっかり押さえ、DIPS2.0を適切に活用してドローンの安全飛行・事業活用を進めていきましょう。